 |
|
12.フコイダンの効力-血液凝固阻止作用(血栓防止)
|
花粉症、ぜんそく、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患は、
IgE(免疫グロブリンE)によって引き起こされると考えられています。
IgEが過剰につくられることで花粉やホコリ、ダニの死がいなど、
本来は無害なものを抗原とみなして過敏に反応するようになることから
発症するのです。
最近の免疫学の研究から、免疫系の2型ヘルパーT細胞(Th2細胞)が
異常に反応し、インターロイキンという物質を出してB細胞に指令
することでIgEが過剰に産生されることがわかってきました。
| フコイダンと免疫系に対する研究 |
フコイダンの免疫系に対する研究では、
フコイダンがインターロイキン2と特異的に結びつき、
T細胞の活性を抑制することから
T細胞に依存しているB細胞の増殖や分化を抑制することが
報告されています。
つまり、B細胞の増殖や分化が抑制されれば、
IgEが過剰につくられることはなくなるというわけです。 |
|
| アレルギーと免疫反応 |
アレルギーが起こるメカニズムは、免疫反応と関係しています。
私たちの体にウイルスや細菌などの“異物(抗原)”が侵入すると、
体のなかではそれを退治しようとする作用がはたらきます。
異物を中和したり、異物と結びつく抗体というものが作られ、
退治役のマクロファージ(食細胞)などの免疫細胞が
異物を排除するのを助けます。
これが免疫反応です。
免疫反応は私たちの健康を守り、ささえる大切な作用ですが、
いっぽうでアレルギー反応を引き起こすことがあります。
ある種の異物の侵入に対して過剰な免疫反応が起こり、
さまざまな症状があらわれるのです。
スギなどの花粉に対して過剰な反応が起これば花粉症となり、
ダニや食品などに過剰に反応すればアトピー性皮膚炎やぜんそくが
あらわれるといったぐあいです。 |
| フコイダンとアレルギーの関係 |
アレルギー反応を起こさないためには、
その原因になっている異物にふれないのが基本ですが、
原因はこれだと特定するのはむずかしく、
実際には起きてしまったアレルギーの症状をやわらげる
治療が行われているのが実情です。
フコイダンには、このアレルギーに対する効果があることも
わかっています。
過剰な反応を引き起こす物質が体のなかで作られるのを
抑える作用があるのです。
その詳しい実験とは、次の内容です。
秋川研究所でも、トンガ王国産モズクエキスフコイダンや
フコイダン様多糖体が、IgE抗体やヒスタミン遊離に及ぼす
影響の研究が行われています。
マウスを使って、フコイダン多糖体を含むフコイダンを経口摂取させ、
牛血清アルブミン(BAS)を抗原とした免疫反応(抗原抗体反応)を
起こし、インターロイキン4(IL−4)、全IgE、抗BSA特異IgEを測定
したものです。
結果は、フコイダンを経口摂取した群は、摂取していない対象の郡と
くらべて、インターロイキン4(IL−4)、全IgE、抗BSA特異IgEは
それぞれ、41.6%、43.2%、77.8%と低下していました。
また、ラットの腹腔細胞を使って、フコイダンがヒスタミンの
遊離を抑制する作用を調べたところ、IgEとその抗原で刺激すると、
10ug/mlの濃度で75%の抑制率を示したのです。
アレルギーを起こす物質の産生が抑えられ、
状態が改善したという結果です。
フコイダンは、IgEとヒスタミン遊離の両方を抑制するのです。
これまで、そのような抗アレルギー物質は知られていませんでした。
これらの結果から、フコイダンのアレルギー疾患に対する優れた
働きが期待されるようになっています。
|